【中学受験・中学受験準備】家庭学習、とは何か
塾講師をしている中で、たくさんの生徒たちと出会いましたが、
成績が伸び悩む生徒に共通することの一つに
「家で学習ができていない」
ということがあります。
塾には来る。授業もちゃんと受けている。
でもテストの点数はいまいち。
宿題はやってきていても、
点数や偏差値がなかなかあがらない。
もちろん、生徒自身の理解力の問題もあると思います。
それでも、どんな理解力の生徒でも、結果が少しも出ないとしら、それはなぜか。
「家で学習ができていない」
からではないかと、わたしは思います。
「家で学習する」というのは、ただ宿題をすることではありません。
「家で学習する」ことを具体的に言うと、
- 授業で習った内容をどこまで覚えているか確認しながら問題を解く。
- わからない内容や問題があれば、テキストやノートを見直して理解し直す。
- 問題をもう一度解いてみる。
少なくとも、これらのことをする必要があると考えています。
学習した内容を身につけようという意志がないとできないことです。
おそらく、多くの生徒たちは、
- 宿題をする
- 丸付けをする
- 間違えた問題に正答を書く
というようなことをやっているだけではないかと思われます。
これでは、できるようにならない、成績が上がらないのは当然です。
学んだことを身につけようとしていないわけです。
では、どうしたらいいのか。
低学年のうちから、家庭での学習の経験を少しずつ積んでいく
ことが必要なのではないかと、わたしは思っています。
どんどん先取りをさせる、ということではなく、
学年相応でも構わないので、家庭の中で「学ぶ→身につける」という経験を重ねていく。
すると中学受験塾への通塾がスムーズに始まり、継続していくのではないかなと思います。